アサリの種子撒き
昨日はアサリの種子撒きだった。
毎年の事なので慣れたが、最初の年(8年前)は
びっくりした。
上下薄手の合羽に長靴。
ちり取りを持ってこいと言うじゃない。
海の掃除をするのじゃあるまいに・・ 意味わかんな~い。
ベカに種子アサリを積んで、船頭(漁師)1人
女3人が乗り込み、ちり取りで種子を漁場近くに撒く。
種子アサリは砂利みたいに細かい。
それを1トン位積むので、ちり取りですくい撒くのは
手間がかかるが、理にかなっている。
まんべんなく撒けるし、種子を潰さずにすむ。
しかし、女3人で船上から1トン近く撒くのはけっこう大変。
「お~い!撒け撒け、お前の根場だろ」
私が毎年アサリを搔く場所で、船頭漁師が私に声を掛ける。
来春、大きくなって会おうねぇ~と(心で)言いながら
私の根場沖(通称階段下)では必死で撒く。
時間にしたら1時間にもならないが
船から上がるとクラクラする。
しばらく座っていると、他のベカも戻って来る。
80代のOBABAたちが、ひょいと船から上がって
「お疲れ~」って歩いたり、バイクに乗って帰って行く。
私はゆっくりゆっくり歩いて帰る。
この種子撒きは、アサリを獲る人は全員参加しないといけない。
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