秋桜
学芸会の日、学校まで歩いていたら
去年まで咲いていなかったコスモスがいっぱい。

ここは3年前まで、ナカ夫さんとチヨ乃さんがサツマイモを作っていた所。
二人共、小柄で働き者で、日に10回位、我が家の横を通った。
畑があちこちにあり、野菜を作っていた。山の方でワラビも作っていた。
この芋畑でチヨ乃さんがヒョイとモンペを下げ、おしっこをしていたなぁ。
彼女はホントに小柄で腰も曲がっていて(90度くらい!)、その身体で
一輪車を押しながらチョコチョコ歩いていたっけ・・
大きな声で大津美子さん(チヨ乃さんはいつでもさん付けだった)の
「ここに幸あり」を歌っていた。観光客にも人気者だった。
3年前、突然ナカ夫さんが死んだ。83歳くらいだった。
午前中元気にしていたのに、午後、炬燵で死んでいた。
しばらくして、チヨ乃さんは本土の老人施設に入った。
そうやって、少しづつ島から年寄りがいなくなる。
だれがコスモスの種を蒔いたんだろう?
| 固定リンク
« 島民ふれあい学芸会 | トップページ | 草原の疾風 »
「佐久島の日々」カテゴリの記事
- 黒壁集落(2019.02.19)
- 「ねことじいちゃん」島民特別試写会(2019.02.17)
- 良くなってます(2019.02.14)
- 今年の巻き寿司(2019.02.04)
- なんで忙しいのだろう(2019.01.31)
コメント