血縁 心縁

　　　　　「血は濃い」っていいますね。

　　　　　「血はキタナイ」って私の友人は言います。

　　　　　その友人は、関西の良家とは言わないまでも

　　　　　田畑に山（高速道路が掛かるとかで最近、大金が入った）

　　　　　さらに借家を数軒持っている男と再婚した。再婚同士。

　　　　　彼には、もう結婚している息子三人いる。

　　　　　普段は表立ったいさかいはないけれど、垣間見られる

　　　　　暗黙のバトルが大変らしい。

　　　　　さらに土地やお金の話になると再婚夫が

　　　　　「アンタには関係ないやろ」って言うそうよ。

　　　　　



　　　　　暑くなる前に茨城県の水戸に行ってきた。

　　　　　ここに、前夫の姉の娘が住んでいる。

　　　　　この姪とは仲良しだった。

　　　　　初対面はと21歳の私、姪は3,4歳だった。その時から「おばちゃ～ん」と

　　　　　呼ばれた。前夫と姉が仲良しだったので、東京と関西だったけど

　　　　　よく会っていた。

　　　　　血のつながりはなくても、前夫と離婚してもこの姪とはまた会いたいなぁ

　　　　　と思っていたけど、それって駄目かもと勝手に決めていた。

　　　　　でも、思い切って今年年賀状を書いたら、返事が来た。

　　　　　「私も会いた～い」と言ってくれて、夏前に今、姪が住む水戸へ行った。

　　　　　15年ぶりの再会。

　　　　　おばちゃ～ん（普段でもちょっと‘ちゃ’をのばす）と会えなくなって

　　　　　しまったのが本当に残念だったと言ってくれた。

　　　　　婚家と縁が切れても、血がつながっていなくても

　　　　　人間同士として、気があう人とは心でつながっていたい。

   

     初めての水戸だったけど、駅で4時間もおしゃべりしてどこも歩かなかった。

　　最後、電車に乗る前に、やっぱり黄門さまでしょ。

　　次回は姪宅に泊まって、子供たちとご対面することに。

　　旦那様は知っているのよ。とっても年下のイケメンです。

　　幸せそうで本当に良かった。