武田百合子さん
私、勘違いしていました。
大いなる勘違いでした。
武田百合子著 「富士日記」
この文字を雑誌などで見かけて、なかなかいいと紹介されていても
長年にわたり、読む気になれなかった。
最近、今年になって 単行本未収録エッセイ集「あの頃」が
出版されて、気が付いた。
宮本百合子と勘違いしていた。
いくらいいと言われても、宮本百合子なら思想的に合わないので読まなかった。
さらに武田百合子の夫である武田泰淳を「肉体の門」の著者、田村泰次郎と
勘違いしていた。
武田夫妻をそれぞれに違う人だと長年思い込んでいた。
お恥ずかしい限り。
それに気が付いたから、読んでみることにした。

うへ~字が細かい。

古い本で、図書館の本館から取り寄せてもらった。
取りあえず新著の「あの頃」から読む。

こちらも細かい字。
ここ2,3日、熱中症のあと、体調がいいんだか悪いんだか・・
ベッド上でこの本を読んでいると、体調はたぶん悪いんだけど
頭は楽しい気分になっている。とても嬉しい気分。
楽しいことが書いてあるのじゃないけど、懐かしい同じ目線。
なんて素敵なの。本人の写真が載っているけど、蠱惑的。
1993年に67歳で亡くなっている。
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