行きたかった志賀直哉旧居
春日大社参道から左に下る小道が
「ささやきの小径」、なんでなんだろう、ミステリアスなネーミング。 自然のままの小径、整備されているのにされてない? 奈良中心部なのに、こんなところが奈良のいいところ。 下り切ったところに・・
同行二人の美OBABA後ろ姿。
今度の奈良行き、神社仏閣よりここに行きたかった。
我が青春の一時期心酔していた、志賀直哉。
「暗夜行路」を読んでボーっとしたんだよ。
志賀直哉自身が設計し、昭和の初めから12~3年住んだ家。
こっ、この机で「暗夜行路」の後編を完結した。
感激。 さすがに私でも、一応ダメとされていたので椅子に座らなかった。
「高畑サロン」と言われ、文人、画家が集った。
この椅子には腰掛て、しばし感慨に耽ったわ。
主婦だし私たちが感心したのはこれ
文学には関係ないけど、作り付けの氷冷蔵庫。
もう50年近くも昔だけど、私、志賀直哉に会ったことがあるのよ。
あっ、ちょっと違うわね、見かけたことがあるのよ。
渋谷の道玄坂の途中で、ご夫婦で二人とも着物姿。
と、そこの雑貨屋の赤電話でどこかに奥さんが電話した。
それから、車道側に立って・・お迎えの車でも呼んだのかな。
上品な小さな老夫婦だったけど、志賀直哉の強い目の力はまだ確かに感じた。
もう晩年よね。
その間、話しかけたい、いえ、それは失礼、いえ、勇気がない。
そんな逡巡する自分を憶えている。
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